薄毛あるある探検隊

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「同志」を見つける同窓会


現在42歳のイラストレーターです。髪の毛の悩みに長年直面し続けましたが、年々薄くなっていく前髪、そして頭頂部の毛量にももはや慣れた感さえあります。
気にしないと言えばウソになりますが、心のどこかで薄毛を受け入れつつある自分がいるのも確かです。

僕はもう40代なので、ある程度は「年齢相応」という言葉で誤魔化しがきくからかもしれません。事実、僕の友人たちも髪の毛が淋しくなり始めている連中がそこそこいますからね。

自分一人薄毛だったらもっと落ち込んでいたでしょうが、周りに「同志」がいるのは何とも心強いです。
何というか、強く生きていける気がします(笑)。

そんな僕のもとに一通の手紙が届きました。それは中学の同窓会の案内状だったのです。実はこの案内状は過去にも何度か送られてきたのですが、20代後半という比較的早い段階で髪の毛が薄くなった僕に、参加する勇気など有りませんでした。

同窓会の案内状が送られてくるたびに、「仕事が忙しい」などと適当な理由を添えて欠席し続けていたのです。ですが40代にもなった今、薄毛への抵抗感も若い頃よりは低減したので、思いきって同窓会に参加してみました。

仲の良かった同級生数人とは今でも連絡を取り合っていて、その中で滅多に会えない友人たちの近況を聞くことも度々あったのです。その内容は、「A男はちょっとおでこがキテるな」とか「B太は前髪スカスカだぜ」といったものばかりでしたが・・・。

いずれにせよ、薄毛男は他人の薄毛にも興味を持つものです。他に「同志」がいる事を確認し、「この頭皮の惨状は自分の身にだけ降りかかったわけではないんだな」といった心の安らぎを得ようとするために他なりません。まあ早い話が傷のなめ合いのようなものです。

同窓会に出席した男子の面々はフサフサが多かったものの、ちょっとキテる奴らもやはり一定数いました。ボリュームの減った髪をむりやりハードワックスで立たせている奴、10代の頃は長髪だったのに今ではサイドと後ろを短く刈り上げている奴、そしてほとんどスキンヘッドと変わらないような奴など、まさに十人十色でした。

そういった「同志」たちとの久方ぶりの再会で、まずまっさきに口にする言葉は、「お前もか~」といった類のものばかりです。お互いの頭皮の状態を確認し、そこから一種の同胞意識のようなものが芽生えるといったところでしょうか。

本来はデリケートな悩みに分類される薄毛ですが、こういった笑いに変換できるのはある程度年齢を重ねる必要があるのでしょう。
40代の同窓会は、ある意味では髪の毛の悩みから解き放たれる場でもあるのかもしれませんね。